はじめに
The Elder Scrollsシリーズのナンバリングタイトル
TESⅤ Skyrimでは
リーチ地方を通ると「フォースウォーン」と呼ばれる
野蛮なNPCに襲われることが多く
彼らに関わるクエストも後味が悪いため
「リーチの民(リーチメン)」というものにあまりいい印象がないかもしれません。
今日はそんな彼らをESOのダウンロードコンテンツ「マルカルス」で
見て、知ったことをつらつらとまとめて書いていこうと思います。
よろしくお願いします
生活
産業
槍のように尖った山々と、急流の河川で挟まれたリーチ地方では、
農耕をおこなうことは非常に困難なようです。
耕作
水産
リーチの特産
ゲーム内書籍「ドルアダッチ山脈の動植物」より
- ジュニパーベリー(杜松実):ハチミツ酒の香りづけ、お菓子作りなどに
- 垂れ苔:錬金術の素材となる苔。ドルアダッチ山脈は湿気が多く驚くほど生えている
- モラ・タピネラ:倒木や腐敗した切り株に自生するキノコ。錬金素材になる
- 雪熊:やわらかく光沢のある白い皮が素晴らしいが、非常に危険な生物。
- リーチメア:気難しく気性が荒いが、忍耐力が高い馬。
- ハグレイヴン:基本的にとても危険な老女。羽や爪などは錬金術の素材になる。
食事
リーチメン料理
リーチの民だった ロングハウス帝 が帝位につくと
シロディールの人々はリーチに興味を示し
「リーチの食べ物の手紙」という
マルカルスにいる商人から届いた手紙が
出版物としてベストセラーになったと言われている。
- 「ヴァレン」長い針のような食器。フォークのように刺して食べる道具?名称誤訳の可能性(※ 後述)
リーチメンのごちそう
- 「ハーシーンの分け前」 ネズミ、兎、雷鳥、山羊、雌鹿、雄牛の順番で包む肉料理
- 「リーチのスープ」苔の付いた石を鍋で煮て作ったスープ。薄っすら酸味がする
- 「スモークした鱒や鮭のクリームシチュー」一番おいしそう。
- 「アルドノット」干し肉を砕いて粉末状にし、脂を混ぜたペーストにしたあと、謎の粉で形を整え結び目の形にする料理。お菓子のようなものらしい?
- 「魔女の水」何かの植物と種をすりつぶして冷水でまぜあわせたもの。そのままだと個体だが、かき混ぜると液体になる。味がないが食べ応えがあるらしい
- 「リーチメンのパン」一般的なパンとは違い、さまざまな根っこを茹でて皮を剥いだら、壺に入れて火のそばに置く。そこからすくい取ったものがパン生地のようになる。皮がうまい
- 「リンゴ」リンゴをクリームと一緒にボウルに入れて食べる。子供用のデザート?
リーチ地方のお酒
- 「リーチのリンゴ酒」とても色が濃く、甘くて、カビ臭い。呑むのには慣れが必要だがリーチの野生種のリンゴでつくられたものが多く、部族によって多種多様なリンゴ酒が存在し、良いものもあれば最悪のものも存在する。
- 「クレフ」発酵させた羊の乳酒。「ただ酔っぱらうために飲むもの」と書かれるほどまずいらしい。リーチメン以外には、ただただ迷惑な贈り物になりそうだ。
経済
リーチの人々は、主に狩猟や放牧、果実の確保によって
食料を確保し、物々交換による
原始的な経済活動が行われているようです。
フロルダンの輪
道具
リーチメンの多くは、狩猟した獣の皮や骨、木材をつかって
衣服や道具、武器や防具なんかを作り出す。
さまよう守護者
古遺物
文化
舞踊
結婚
お墓
リーダー
ESOの時代では、二人の人物が実質的にリーチのリーダーとなっていました
マルカルスの実権を握る「アルド・カダッチ」
部族間に問題があったときに第三者として立ち会う大族長「カニアー」
アルド
マルカルスの街で最も強い族長が
砦の王を意味する「アルド」となり、街を統治するようです。
大族長
リーチの民は多くのクラン(部族)が存在し
部族間で問題があったときは
事前に決めておいた「大族長」に権威を預け、
仲裁を行ったり、第三者の視点から問題解決をはかるようです。
リーチの部族一覧
- ブラック・ドレイク:リーチの民を統一し、皇帝の一族となった部族
- イーグルシアー:大部族の一つ。好戦的だが、外からの来客には友好的
- シックスフォード:大部族の一つ。イーグルシアーとは不倶戴天の仲
- リバーエルク:大部族の一つ。一度信頼を得れば取引が可能な部族
- ソーンルート:大部族の一つ。ブライア・ハートの戦士が多く、よそ者に厳しい
- シンダーハート:好戦的で、捕虜を燃やしてブライア・ハートをつくるという
- ゴーストソング:ナミラを崇拝するクラン。孤立を好んでいる
- ヒルハンター:遊牧の狩人であり、木工技術が高いクラン。
- シェイドフェザー:ハグレイヴンが率いるクラン。凶悪であらゆる者を捕虜にする
- ワイルドスピア:狂信的なハーシーン信者のクラン。最高の獲物を欲するという
- ミストランナー:リーチのクランにしては珍しく、ウッドエルフと耕作を行っている
- スピリットテイル:「リーチの捜査官ヴェイル」というゲーム内書籍で登場する部族
- スピリットブラッド:帝国から「戦うな」と厳命されるほどの強さを持つクラン。厳しい試練を乗り越えた者のみ、成人になれるという
・部族の特徴は、指導者の方針によるものが大きい
・部族は族長の子同士の婚約によって統合されたり
部族内の抗争で分裂して増えることがある。
信仰 =霊魂崇拝=
リーチメンの主な崇拝対象
ハーシーン
ナミラ
そのほかの霊魂
モラグ・バル
ノクターナル
語り部 =ヴァテシュラン=
赤鷲伝説
魚人伝説
魔剣 ウンブラ
成人の儀 =ヴァテシュラン洞穴=
スピリットブラッドの部族は非常に勇猛で
成人の儀式のときには、ヴァテシュラン洞穴という場所に
三つのオブリビオンの次元を開いて
若者に制覇させるという試練が存在する
この3つの次元の先にいる勇者たちを打ち倒し
帰還したのち、初代ヴァテシュランと手合わせしたものが
一人前の部族の一員になると言われている
そのほか
ブライアハート
リーチメンの間で繰り返されている
死霊術(?)の一種と思われる秘術。
ハグレイヴン
ノルド
最後に
リーチは厳しい山々が点在し、
急流のカース川は恵みと天災をもたらす土地です。
霊魂という悪しきデイドラにすがりながらも
その力とリスクを理解し、生活する彼らを
野蛮と理解するか、なるべくしてなったか
ブログ読者の方々にほんの少しでも
考える余地が生まれていただければ幸いです。